「はかれないものをはかる」
作・絵工藤あゆみ
合計点:8.57(2022年8月現在)
ehonnavi –
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出版社:青幻舎 1,600円
ISBN9784861526732
「はかれないものをはかる」の注目ポイント
- イタリア生まれの心に贈る本、日本に届きました
- ボローニャ国際絵本原画展入賞
- ヨーロッパで活躍する世界的アーティスト工藤あゆみの作品
「はかれないものをはかる」はこんな人にオススメ
- 自分の心と対話をしたい人。
- モノの見方を少し変えたい人。
- 元気が欲しい人。
「はかれないものをはかる」のあらすじ
「心の扉の強度を測る」「一目惚れの電圧を測る」
「悲しみで濡れた僕が乾く時間を測る」
「笑顔を守れる腕力の強さを測る」
「布団の温もりを測る」
「誰も何も傷つけないジャンプの高さを測る」
「今日の僕の調子を測ってみる」
「あなたが去った後の静けさを測る」
「何かいいことが降ってきそうな角度を測る」
この本に書かれている、49の言葉の中から、今の自分にピンとくる言葉を選びました。
この本を読んで、あなたはどんな言葉にピンとくるでしょうか?
同じ人でも、気分や状況が違えばきっと別の言葉にピンとくるはずです。
今、自分はどんな状態なのかな?と少し自分の心に耳を傾けるきっかけとなる本だと思います。
ヨーロッパを中心に活躍するアーティストである、工藤あゆみさんの緩い、優しい絵と相まって読んでいるだけで、少しホッとするようなそんな1冊です。
監修者(絵本アドバイザーいぶき)「はかれないものをはかる」の見どころ解説
「お金ははかれます。命ははかれません。はかれないものを測るには、メモリがない魂の秤が必要です」この言葉はこの本の帯に谷川俊太郎さんが書かれた言葉です。
私たちはついつい自分の物差しで測ろうとしたり、一般常識っていう固定概念で物事を図ろうとしたりします。そして、自分の秤と合わない人は排除したり、拒絶したり。でも、世の中には、測れないものはたくさんあって、一人一人の心にある心信の深さや強さはけして同じじゃない。
この本に書かれている自分と対話する49の言葉を読んでいると、そう感じます。
この本を読んだ人が少しでも、自分を愛おしく思えるようになったらいいなと思います。