ショーン・タン| アライバル| 絵本のあらすじを紹介|想像の翼を広げて絵本の世界観に溺れたい

「アライバル」

文  ショーン タン
絵  ショーン タン

合計点:12.97(2022年5月現在)
ehonnavi 4.3
amazon 4.2
楽天books 4.4

出版社:河出書房新書 2,500円
ISBN978-4-309-27226-9

「アライバル」の注目ポイント

  • 世界各国多数の賞を受賞
  • サイレント映画のような世界観
  • 作者であるショーン タンはショート・アニメーション『The Lost Thing』で、第83回アカデミー賞短編アニメーション賞受賞

「アライバル」はこんな人にオススメ

  • 大切な人に絵本を贈りたい人。
  • 幻想的な世界を楽しみたい人。
  • 芸術が好きな人。

「アライバル」のあらすじ

故郷が災害に見舞われた主人公が、家族を故郷に置いて一人新天地を目指して旅立つ。
初めて見る異国は今まで見たことのない風景や言語の違いがあり、その中で主人公が感じる不安や緊張、戸惑いなどが繊細に描かれています。異国で出会う人たちは皆親切で、主人公は少しずつこの街に馴染んでいきます。
やっとの思いで家族を呼び寄せることができるようになり、また家族との新天地での生活がスタートすることができた主人公。
今まで経験したことのないことや土地への戸惑い、人生はいろんな困難があるけれど、人はそれを乗り越える力を持っているんだと、思える、読んでいると希望が持てるストーリー。
絵の精密さももちろんのこと、言葉がない分、想像力で行間を埋めていく作業が心地いい一冊。

監修者(絵本アドバイザーいぶき)「アライバル」の見どころ解説

サイレント映画を見ているようで、思わず絵本の世界に引き込まれてしまう幻想的な絵本です。 異国に旅立つ不安の中にも、喜びを見つけることのできる人間のたくましさ。 最後には大切な家族と新しい生活をスタートできた安堵感など。言葉が1つもない分、創造性豊かな独特の世界観 に引き込まれる唯一無二の作品です。テレビでカズレーザーさんも推薦されていたようです。

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いぶきのプロフィール
絵本紹介士

絵本は心の処方箋。あなたの心にも幸せが息吹きますように。絵本紹介士の【いぶき】です。子供の頃、母親にたくさんの絵本を読んでもらい、絵本を好きになり、自分の娘にたくさんの絵本を読んであげることで、絵本への理解が深まりました。
年間100冊以上の絵本を読むなかで、大人にこそ読んで欲しい絵本が多くあることに気づき、少しでもたくさんの人に知ってもらいたいとの思いでサイトを、スタートしました。
大人になってから心理学を学び始め、認定心理士を取得しました。その学びがこのサイトにも役立てばいいなと思っています。
誰かの心が「ふっと」軽くなるような、そんなお手伝いができたら嬉しいです。

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