「アライバル」
文 ショーン タン
絵 ショーン タン
合計点:12.97(2022年5月現在)
ehonnavi
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出版社:河出書房新書 2,500円
ISBN978-4-309-27226-9
「アライバル」の注目ポイント
- 世界各国多数の賞を受賞
- サイレント映画のような世界観
- 作者であるショーン タンはショート・アニメーション『The Lost Thing』で、第83回アカデミー賞短編アニメーション賞受賞
「アライバル」はこんな人にオススメ
- 大切な人に絵本を贈りたい人。
- 幻想的な世界を楽しみたい人。
- 芸術が好きな人。
「アライバル」のあらすじ
故郷が災害に見舞われた主人公が、家族を故郷に置いて一人新天地を目指して旅立つ。初めて見る異国は今まで見たことのない風景や言語の違いがあり、その中で主人公が感じる不安や緊張、戸惑いなどが繊細に描かれています。異国で出会う人たちは皆親切で、主人公は少しずつこの街に馴染んでいきます。
やっとの思いで家族を呼び寄せることができるようになり、また家族との新天地での生活がスタートすることができた主人公。
今まで経験したことのないことや土地への戸惑い、人生はいろんな困難があるけれど、人はそれを乗り越える力を持っているんだと、思える、読んでいると希望が持てるストーリー。
絵の精密さももちろんのこと、言葉がない分、想像力で行間を埋めていく作業が心地いい一冊。