ふたり| 甲斐 みのり| 絵本のあらすじを紹介| 結婚する友人や大切な人への贈り物に最適な絵本

「ふたり」

作 甲斐みのり
絵 福田利之

合計点:8.7(2022年5月現在)
ehonnavi -
amazon  4.5
楽天books 4.2

出版社:サンクチュアリ出版 1,540円
ISBN9784902744750

「ふたり」の注目ポイント

  • BRUTUSなどでおなじみの文筆家甲斐みのり作品
  • 思わず手に取りたくなる美しい絵本
  • 「ほぼ日刊イトイ新聞」で福田のフォト絵を連載中の福田利之がイラストを担当

「ふたり」はこんな人にオススメ

  • 結婚する友人へのプレゼントに最適。
  • 日常を見つめ直したい人。
  • 愛する人がいる人。

「ふたり」のあらすじ

一人で生まれてきたのに 今は二人
いつかは一人に戻るのに 今は、二人
浮き立ち ためらい 手を繋ぎ 同じ景色を見て 今は、二人
何も話さず何も聞かず、全てを打ち明け全てを受け止める
私が、私たちに 一人ぼっちが 今は、二人に
知っていること、知らないこと、知らなくていいこと、知りたいこと、本当は全てを知りたいのに
いつまでも、わからない不思議
木や草や花 朝や昼や夜 春や夏や秋や冬
雨や風や雲や太陽 鳥や猫や子供
男の子や女の子 生まれてきた全てめぐる世界
水平線 地平線 稜線 たどり着くことない場所は 広いような 狭いような 曖昧な世界
私が私たちが何もなくても 何かあっても いつの間にか 時は進む 進んできた
昨日 今日 明日 眠りながら見る夢さえ同じ時は一度もない
なんでもない毎日を積み重ねていくことを当たり前のような奇跡
おはよう おやすみ ありがとう ごめんね たった 一言に支えられてきたことも
いつの間にか人は忘れる 忘れられる
神様は言いました 二人に、なれた 私たちは出会うことができた
生まれて泣いて怒って笑って 恋しくて 悲しくて 寂しくて
一人を、知る でも、私は 今、二人
私はあなたと二人です
綺麗な絵と言葉が印象的な1冊。結婚する友人や大切な人への贈り物にも最適です。

監修者(絵本アドバイザーいぶき)「ふたり」の見どころ解説

この本は絵本というよりもアートブックに近いかもしれない。 詩的な言葉と抽象的なイラストがてとても印象的で思わず世界観に引き込まれてしまう。 特に、「なんでもない毎日を積み重ねていくこと、当たり前のような奇跡」 という言葉が印象的。 人は一人で生まれ、一人で死んでいく。でも、心のどこかで大切な人と時間を重ねていくことを望んでいる そんな人の本質を描いた作品と言えるのではないでしょうか。 大切な人に贈りたい1冊です。

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いぶきのプロフィール
絵本紹介士

絵本は心の処方箋。あなたの心にも幸せが息吹きますように。絵本紹介士の【いぶき】です。子供の頃、母親にたくさんの絵本を読んでもらい、絵本を好きになり、自分の娘にたくさんの絵本を読んであげることで、絵本への理解が深まりました。
年間100冊以上の絵本を読むなかで、大人にこそ読んで欲しい絵本が多くあることに気づき、少しでもたくさんの人に知ってもらいたいとの思いでサイトを、スタートしました。
大人になってから心理学を学び始め、認定心理士を取得しました。その学びがこのサイトにも役立てばいいなと思っています。
誰かの心が「ふっと」軽くなるような、そんなお手伝いができたら嬉しいです。

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