わたし|谷川 俊太郎 | 絵本のあらすじを紹介| 多面性について気づきを貰える絵本

「わたし」

作 谷川俊太郎

絵 長新太

合計点:13.2 (2022年5月現在)
ehonnavi 4.6
amazon  4.3
楽天books 4.2

出版社: かがくのとも絵本 900円
ISBN9784834008470

「わたし」の注目ポイント

  • 45年以上読み継がれるロングセラー
  • 谷川俊太郎と長新太がタックを組んだ1冊
  • 自分自身を複眼的に感じられる1冊

「わたし」はこんな人にオススメ

  • こう見られたいと思いがちな人。
  • 相手に優しくなりたいなと思う人。
  • 今までの考えたかをちょっと変えたい人。

「わたし」のあらすじ


男の子から見ると女の子
赤ちゃんから見るとお姉ちゃん
お兄ちゃんから見ると妹
お母さんから見ると娘のみちこ
お父さんから見ても娘のみちこ
おばあちゃんから見ると孫のみちこ
けんいちおじさんから見ると姪のみっちゃん

さっちゃんから見るとお友達
先生から見ると生徒
隣のおばさんから見ると山口さんの下のお子さん
ごろうから見見ると人間
キリンから見るとちび
アリから見るとでか
外人から見ると日本人
地球人から見ると宇宙人
絵描きさんから見るとモデル
おまわりさんから見ると迷子?

お医者さんか見るとやまぐちみちこ 5歳
レントゲンで見ると!
玩具屋さんへ行くとお客さん
レストランへ行くとお嬢さん
映画館へ行くと子供
どこかのみちこちゃんから見ると同じ名前の子

知らない人から見ると誰?
歩行者天国では大勢の一人
同じ一人の「わたし」なのに、出会うタイミングや場所、シチュエーションによって 違った呼ばれ方をして、違った見方をされる、当たり前に思えるけど、意外と忘れがちなことを 思い出させてくれる1冊です。

監修者(絵本アドバイザーいぶき)「わたし」の見どころ解説

知らず知らずに、私って〇〇だからって思い込んでいませんか? 他人からこう思われたいって思いすぎたりしていませんか? 親友の Aちゃんから見たら、優しいあなたでも、ライバルのBちゃんからはちょっとやなやつって思われているかもしれません。 拘る人が増えるたびに、誰かから見た自分が増えていく。 たまに、私はそんなんじゃないのにって思うことだってある。 そんなことを考え始めると、ちょっと心が疲れてしまったり、しんどくなってしまったり。 でも、きっと、どの「あなた」も真実なんだと思うんです。多面性は決して悪いことではありません。 「へー私ってそう見えるんだ」ってそれを楽しめるようになりたい人にお勧めの1冊です。

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いぶきのプロフィール
絵本紹介士

絵本は心の処方箋。あなたの心にも幸せが息吹きますように。絵本紹介士の【いぶき】です。子供の頃、母親にたくさんの絵本を読んでもらい、絵本を好きになり、自分の娘にたくさんの絵本を読んであげることで、絵本への理解が深まりました。
年間100冊以上の絵本を読むなかで、大人にこそ読んで欲しい絵本が多くあることに気づき、少しでもたくさんの人に知ってもらいたいとの思いでサイトを、スタートしました。
大人になってから心理学を学び始め、認定心理士を取得しました。その学びがこのサイトにも役立てばいいなと思っています。
誰かの心が「ふっと」軽くなるような、そんなお手伝いができたら嬉しいです。

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