「そらいろのたね」
作:なかがわ りえこ
絵:おおむら ゆりこ
合計点:13.48(2023年3月現在)
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出版社:福音館書店 1,100円
ISBN9784834000849
「そらいろのたね」の注目ポイント
- 「ぐりとぐら」の名コンビなかがわえりことおおむらゆりこの作品
- 1967年から愛されているベストセラー絵本
- スタジオジブリが初めて手掛けた短編作品としても有名
「そらいろのたね」はこんな人にオススメ
- 友達と仲良くする大切さが伝わる絵本。
- 植物の種から想像が広がる美しい絵本。
- 「ぐりとぐら」が好きな人におすすめ。絵本の中に登場するから探してみて!
「そらいろのたね」のあらすじ
ゆうじは、野っ原で模型飛行機を飛ばしていました。すると、森の狐がかけてきて、「やあ!いい飛行機だなあ!ゆうじくん、僕にその飛行機を頂戴」と言いました。
「あげないよ。だってこの飛行機は僕の宝物だもの」とゆうじくんが言うと、狐は、「それじゃあ、僕の宝物と取り替えて」とポケットから 空色の種を一つ出しました。
ゆうじは飛行機と種を取り替えました。
ゆうじは家に帰って、庭の真ん中に種を埋めました。
そして、水をたくさん欠けてから、画用紙にクレヨンで「そらいのたね」と書いて立てました。
次の朝はやく「もう芽は出たかな?」とゆうじが見ると、おや、まあ、土の中から豆ぐらいの空色の家が出てきました。
空色の家は少しずつ大きくなっていき、それを見つけた動物たちた次々と空色の家にやってきます。
その間も空色の家は休まず大きくなっていきました。
お日様の光を浴びて、水をかけてもらって空色の家はまたまた大きくなりました。
ゆうじが家に入り、そこへ友達の太郎と花子が遊びに来ました。茂とひろしと久美子も来ました。
空色の家はどんどん大きくなって、象の親子が入れるほど大きくなっていきました。
とうとう、お城のように立派な家が出来上がった時には、町中の子供や森中の動物が後からあとからやってとっても賑やかに。
そこに、狐もやってきました。立派になった家を見た狐は、自分があげたそらいろの種からこんな大きな家が育ったと聞いて目を丸くして驚きました。
すると、狐は、ゆうじくんに飛行機を返すから、うちを返して欲しいと頼みます。
そして、大声で「おーいこのうちは僕の家だからね。黙って入らないでよー。みんなでていっておくれー」
そう言われた、子供が100人、動物が100匹鳥が100羽家から出て行きました。
狐は大威張りで家の中へ入るとドアの鍵をかけ、窓を残らず締めました。
すると空色の家は急にどんどん大きくなり、家が大きく揺れたかと思うと、まるで空色の花びらが散るように、屋根も壁も窓も崩れ始めました。
しばらくすると、空色の家はどこにもなく、「そらいろのたね」と書いた画用紙だけが立っていました。
そして、その横にびっくり仰天して目を回した狐が伸びていました。
監修者(絵本アドバイザーいぶき)「そらいろのたね」の見どころ解説
1967年に発売された「そらいろのたね」。そこから50年以上経っても何度も再販される人気の絵本です。小さな種からどんどん大きくなる空色の家。
見ているだけでワクワクしますね。
その家に次から次へと集まってくる友達や動物たち。
家の中では何が行われてたのか?想像してしまいます。
「ぐりとぐら」の名コンビなかがわえりことおおむらゆりこのベストセラー絵本です。
本の中に「ぐりとぐら」も登場しますので探してみてくださいね。