「ひばりに」
作 内田 麟太郎
絵 うえだまこと
合計点:11.87
ehonnavi
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出版社:アリス館 1,300円
ISBN978752009474
「ひばりに」の注目ポイント
- そっと心に寄り添ってくれるような1冊
- 数多くの絵本お賞を受賞している内田麟太郎の作品
- 東日本大震災から10年後に描かれた絵本
「ひばりに」はこんな人にオススメ
- 悲しみを乗り越えたい人 。
- 心優しい気持ちになりたい人。
- 明日への希望を持ちたい人。
「ひばりに」のあらすじ
僕には言葉がない君にかける言葉がない
僕はただ座るしかない
俯く君の隣に
いや 僕はたんぽぽになろう
君の隣にさく
いや たんぽぽの綿毛になろう
君が空へ飛ばす
君の思いのその言葉を届ける郵便屋さんになろう
そして 飛ばされながら雲雀に話そう
俯いた君が顔を上げ ぼくを空へ吹いたことを
君の命がこしらえた小さな風のことを
隠しきれない喜びに声をつまらせながら
雲雀に話そう
小さな小さな風のことを
内田麟太郎が大震災にあった子供を励ますために書かれた詩が絵本化されました。
研ぎ澄まされた言葉の中に優しさが感じられ、読んでいるとほっとするようなそんな1冊です。