「ともだち」
作:谷川 俊太郎
絵:和田 誠
合計点:13.66(2022年11月現在)
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出版社:玉川大学出版部 1,320円
ISBN9784472402784
「ともだち」の注目ポイント
- 詩人谷川俊太郎とイラストレーター和田誠の作品
- 2002年に単行本化されてから多くの人に読まれている名作
- シンプルな言葉が心に響く作品
「ともだち」はこんな人にオススメ
- 友達について考えたい人。
- 人と人との繋がりを大切にしたい人。
- 入園・入学のプレゼントに最適。
「ともだち」のあらすじ
本文引用友達って風邪がうつっても、平気だって言ってくれる人。
友達って一緒に帰りたくなる人。
友達ってお母さんやお父さんにも言えないことを相談できる人。
友達ってみんながいっちゃった後も待ってくれるひと。
友達ってそばにいない時も、今どうしてるかなって思い出す人。
友達なら誕生日を覚えていよう。
友達なら病気の時はお見舞いに行こう。
友達なら旅に出たら絵葉書をかこう。
友達なら借りたものはきちんと返そう。
友達なら嫌がることをするのはよそう。
一人では持てない重いものも二人でなら持てる。
一人では届かない背中も友達がいればかいてくれる。
一人では怖い夜の道も二人で歩けば怖くない。
一人ではつまらないことも二人でやれば面白い。
本文引用ここまで
友達をテーマに「友達って」「友達なら」「一人では」「どんな気持ちかな」「喧嘩」「友達は友達」「会ったことがなくっても」を テーマで展開しているこの絵本。
こんな言葉で締め括られています。
「友達と手を繋いで 夕焼けを見た 二人っきりで宇宙に浮かんでる そんな気がした」
「友達と喧嘩して家へ帰った 心の中が泥でいっぱい そんな気がした 友達も おんなじ気持ちかな?」
あなたにとって、大切は友達は誰ですか??最近ご無沙汰している友達に連絡してみてはいかがでしょうか?
監修者(絵本アドバイザーいぶき)「ともだち」の見どころ解説
あなたにとって友達ってどんな存在ですか?「友達」って普段の生活で何気なく使う言葉ですが、「友達」って?と問われたら、なんて答えていいかわからない、そんな人も多いのではないでしょうか?
いぶきは年齢を重ねるごとに、一緒に時を過ごし笑って話せる「友達」の存在って人生を豊かにするんだなということに気付かされています。
この「ともだち」という絵本は、1979年、「玉川こども・きょういく百科」の一冊として誕生しました。2002年に単行本化され、子どもだけでなく、様々な人に愛される絵本です。
谷川俊太郎×和田誠さんは何度か絵本でコラボしていますよね。「あな」という作品を描いた時に、和田さんは「谷川さんのテキストは過剰な説明がないので、のびのび描け、さらには新しい」「自分を開発させてくれる」と語っています。
そんな二人のプロフェッショナルがタックを組んだ作品をぜひ楽しんでください。